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你好,是我呀。

好きな人ができた。

一目惚れということは全然信じない質だったが、今回は泥沼のどん底までまってしまったのだ。

会ってから24時間を過ぎた今でも、胸の騒ぎが収まらない。

あの人との接触はたっだの三分間も過ぎなかった。

あいさつ。名刺渡し。よろしく。お辞儀。

デスクの間をすり抜け、遠いところから見えるのはあの人のスクリーンの後ろ灰色の髪だった。彼はスクリーンから顔を離れ、名刺を探して、椅子から立った。そんなに身長は高くはなかった。斜めの前髪は片方の目を遮って、長かった。

彼の顔を細かく観察させていただいた。あ、思ったようにかっこよくはない、と思った。でもなんか好き。

もちろん、細かい描写は全て私の捏造である。そんなことはどうだっていい。

なんだろう、この違和感は。まるで何度夢の中に入っても、頭の海で描くことのできない人を見れたような感じだった。この人は、私が想像した数々の妄想より遥かに上を回っている存在するはずのない人なのに。

一瞬に過ぎなかった。頭のてっぺんから足の先まで電流が一気に貫くように、私は強く、深く、正確に、ピンポイントに命中された。こんなに明確に「この人に恋をした」と実感したのは初めてだ。

「よろしくお願い致します」は、ぐちゃぐちゃに喋ってしまった。

あの人に直視された記憶はない。必死に彼をガン見したが、向こうからの視線は捕まらなかった。

なんでだろう、急に「この人の愛人になってもいい」と思ったのは。いや、「この人の愛人になりたい」のだ。

名刺をもらって、名前に刺された。

「」さんだ。四つの、綺麗な漢字。

オフィスから出て行く道を、私はどれだけ無限に延長したいと思ってた。ロボットの足取りで、多分血液の流れは加速して、変な表情をしたんだろう。気づけば、もう、一生会えないかもしれない。

銀座一丁目に向かう路上で、私はどれだけ「編集長様。どタイプです。」と大声で叫びたかった。

シキに「ぜんっっぜん理解不能」と言われた。笑。

初めて、自分はちゃんと性欲があることを知った。こんな人に弱いと知った。顔はどうでもいいのか。自分は骨からの面食いだと信じきっていたのに。多分、「濡れちゃった」という喘ぎ声しか私の狼狽ぶりを形容しがたい。

次に襲ってきたのは、深い劣等感だ。自分はこの人に視線を向けさせるものは、何ひとつないことを。この人と同じ位置に立てる資格は、何ひとつもないことを。この人から見て、私はただの、何も持っていない学生で、子供で、世界の違う人だろう。人生の差というか、この人は高いところにいて、私には届くことが…。

帰ってからググって、ちゃんとこの人のプロフィールが出てきた。お父さんより一つ年下で、子供は小学校に通って、フライフィッシングが好きだと書いてある。

私はこれ以上この人を知ることはできない。彼をもっともっと深く知っている人は、きっとたくさんいる。

これでいい。

時間の穴を埋めることは、髪の色をくすませるのに等しい。

今日からこの人の名刺を、財布に入れよう。

2016年7月27日2:05朝霞にて

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