idfc

 

你好,是我呀。

Hちゃんのお話

Hちゃんのお話がしたい。

なぜ急にそう思わせてきたのか、それは読んでる本の中で出てきた「ギャル」だと思う。

彼女は確かにギャルっぽいだ。最初にSNSのプロフィール画像を見たときにもう既にそう感じできて、本番活動の初日に彼女と一緒の部屋に住むのは正直、アレって思った。そのあともYちゃんから、私も同じ怖かったよ、と聞いた。

彼女は美人で、スタイルはめちゃくちゃエロい。化粧とにかくうまい。マービーが好き。ちょうど会っていた頃は、熱帯かどこかに旅行して帰って、肌が焼けてる。今私の頭では彼女はそんなイメージのままだ。それもギャルと思わせた大きな特徴の一つね。

彼女は、そんな外見とぴったりした部分があって、それに全く合わない部分も多かった。

合宿地のエレベーターを乗るときに、もう満員で、また駆けつけた人にドアが開けられた。途端に、彼女が「こんな時にドアあっけんなよ」と苛立って、「なんで開けちゃあいけないんだ」と怖そうなおじさんに叱られて、従順な声で「ごめんなさい」と返した。こんな直球で気持ちを表した人って、日本ではもう彼女以外は見たことない。

彼女は寝るのが早い。初日の夜、荷物とかいろいろ大変で、みんなは12時以後寝ると思ってたけれど、10時くらいにもう彼女は寝てしまった。ものを整理するときは不意に私が何かを落として大きな物音がして、同じ部屋の子がみんなヒヤヒヤで、やっぱり「もーう、うるさいよ!」と返してきた。「なんでまだ寝ないの?眩しい…ライト閉めてよ、何時だと思ってんの」と言われたら、のそのそと明かりを消した。翌日私たちほかの三人が起きた時に、彼女はもう完璧な化粧と髪型をセットした。後からこのことを思い出した時に、「あの時本当に怖かったよ」とYちゃんに言われ、彼女も「本当にごめん」「そんなつもりじゃなかった」とか謝って、具体的に何言ったのか覚えてなかったけど、もうその時は彼女の人柄がよく知ったから、全然気にしてなかった。

鯖江に行ってた三日間も彼女と同じ部屋だったんだね。右手のネイルをしてもらったけどすごく下手だった(ごめんなさい)。そういえば森ちゃんのネイルを勝手に使ったみたいんだけど(森ちゃんにもごめんなさい)。あの旅館はとにかく綺麗で、おふとんがふわふわして心地がよすぎて、温泉が気持ちよくて、コーヒー牛乳も冷たくて美味しいし、とにかく幸せだった。部屋に一つトイレットペーパーの入れ物(変な例え)みたいにゴミ箱があって、入口はちょうどポットボトルが入れる大きさになってて、見たときに、これゴミ箱なのって思わせるぐらいにちっちゃく、筆箱として使ってもおかしくないと思った(今でも思う)。ある日私はまた怒られた。原因は飲んだポットボトルをそのまま入れて捨てちゃったからだ。「誰だ?!ポットボトルを入れた奴?!」と彼女は怒鳴って、「私」と言ったら、「これじゃあゴミ入れられないんじゃない」と彼女が言いながらボトルをゴミ箱の横に置いた。あの時の私はやはりわからなかった。どうしてこんなにちっちゃなゴミ箱が存在すると。そういえば、前にも生ゴミをそのまま捨てちゃって怒られたこともあったね。今思えば本当に申し訳ない気持ちだ。

鯖江の日々にも彼女は毎日旅館のジムに通ってた。ジムでバイトして、本当にぴったりした仕事だと思う。普段ネイルをしてないのはこのバイトだからみたいだ。彼女が敬語で電話したところは一回見たことある。コインランドリーでなにかあったみたいで、お詫びの気持ちなのか、敬語のせいか、普段の彼女と話し方が全く違って、複雑な敬語を連発して、まるで社会人のように丁寧で、印象がパット他人のように転換した。

北京では夜みんな囲んでいやらしい話をしてた時があった。彼女は参加してなかったが、ほとんどバーのカウンターで知らない人に奢ってもらって酒を飲んでた。でも通り過ぎる時に無理やりに経験人数とかが聞かれて、少し沈黙して「3人」と答えた。男子のNは雰囲気を緩和したいのか、本当に自分の経験に基づいて言っているのか、「へえー実はそんなに遊んだわけじゃないよね?やっぱり真剣だね」と勝手に解釈し始めた。3人は少ないんだろうか、と、私はあの時そう思っただけだった。

その間、毎晩酔っ払って、彼女は綺麗なままで「しゅしゅ、一緒に酒飲んでよ」「しゅしゅが飲んでくれないの?」とそこに座って、「なんだ、つまんない」と言ってまた酒を頼んだ。

彼女は北京に六年間住んでいたことがある。彼女にとっては、たくさんの思い出が詰まったところである。久しぶりに北京に来て、いろいろと思い出されたんだと思う。北京に着いた日に、彼女は私に教えた父の話。「北京の空港に、いつもお父さんが待ってくれてたから、昨日着いた時に、お父さんのことを思い出して」って。それを聞いて、泣きたくて泣きたくて仕方が無かった。逆に彼女からこっちを慰めて「やめてよ。そんなになると私も」と。あ、なんて彼女の気持ちも考えずに勝手に悲しんで来て無神経な私なんだろう。私なんかの薄っぺらい悲しさなんか、なんにもならないのにさ。

家族の仕事で、彼女は世界中を転々として、そのおかげて、英語も中国語もとにかくうまい。またそのせいで、たくさんの嫌な思いもあった。多分、彼女は世間においても、人生においても、暗いものを誰よりも知っている。大学院で将来の研究テーマもうその時に決めていた。いじめの話だっけ。

彼女の耳の下に、それから左手の腕に、刺青があった。でもあの時に、彼女はもう病院に通ってそれを消すことにしていた。「昔の自分の印を消したいんだろう?ちょっと子供っぽい過去」と私の猜疑に対し、彼女は少しそっけなくて「いいえ。実は消したくはないんだ。でもこれからのために、いろいろと不便だから」と、正直に教えてくれた。その時私は自分の気の小ささを強く憎み、自分の言葉が彼女を傷つけたんだろうって。何度も人の好意にもったいないなことをして。

多分、世間のルールやら、彼女は戦おうとしていた。でも、守ってくれる人がいなくなってから、辛くても自分を世を一番生きやすい姿に変えてゆく。

彼女は強い。昔の自分とは違っても、これから自分を磨いて生きていくところが強い。彼女はギャルっぽい見た目とは違って優しい声で綺麗好きで、ボランティア活動を参加して、丁寧な腕で料理をして、真面目に恋愛して、真面目に授業を受けて、とことん世界中飛び回って遊ぶ。

思い立ったら、彼女のfbを開けることにした。そこで彼女の壮絶な過去が告白されていて、知らないことが沢山書かれてあった。やっぱりすごいな、Hちゃん。そしてやっぱり変わったな。彼女が「7年間で全身の細胞が入れ替わった」と書いたのと同じように、彼女は絶対に身を削ってようやくここまで辿り着いたんだと思う。

こんだけ書いて、今の彼女を見たらなんかすべてが自明なことになってて、書いてあまり役に立てないと思った(笑)。

まさか本当にギャルだったとはな!

2016年12月30日 大学図書館にて

评论

© idfc | Powered by LOFTER